カラッと晴れわたる金沢。気温も上昇。暑い
北陸地方の梅雨入りは
平年で6月10日 今年も同じく6月10日
北陸地方の梅雨明けは
平年で7月22日 今年は今のところ(8月3日)発表がないですので
長い梅雨を過ごしております。
皆さん、梅干し元気ですか???
梅雨が長いと心配になるのが、減塩で漬けた梅干しに発生しやすいカビです。
今日も同じような内容で3本のお電話がありました。
「毎年、あんたんとこで梅を買って漬けとるんやけど、
今、干そうと思ったら、カビ生えとるがや、どうしてくれるんか?」
どうしてくれる。。。
このような聞き方をなさる方は、現状でパニック状態に近く、お電話で話そうにも、私どもが話す言葉に食ってかかって、「でも」「だけど」という言葉をお出しになりますので、まずは冷静になっていただくために、時間を使います。
「うちの梅の問題じゃない!」なんて言おうものなら、火に油ですからね。
・・・
ちょっと、話がそれました。
クレーム処理の話をしたいわけではなく、梅にカビの話
じめじめした湿気が長く続いたために、塩をしっかりとしていたとしても、紫蘇を入れたものには、表面にカビが来る場合がございます。
程度によって、対処が異なります
梅酢が濁っている か いないか
濁っていない 表面や浮いている赤紫蘇にうっすらと白いカビぐらいの状況だったら、
かきまぜない(攪拌しない)ようにしてカビの部分を大幅に取り除いたのち
ホワイトリカーで殺菌して桶と共に天日干しをする
濁っていると、食べるのはかなり抵抗がありますよね。
正直言って、濁っていて、発酵した匂いがある場合は、かなり難しいと思います
一度梅を全部取り除き、クッキングペーパーで殺菌剤をかけながら、一個一個丁寧に拭く
また、梅酢を濾して煮沸消毒してから、ホワイトリカーを振りかけて、天日干し
ただ、あくまでも食べられる(生き残る)可能性が増える程度でして、いつもの梅干しの味ではないかもしれんせん。せっかく作った梅干しを無駄になさらないようにする処置です。
そして、この状況を引き起こした要因としては
未熟な梅で漬けた、傷んだ梅をお使いになった、潮が少なすぎた、梅仕事中に菌が残っていて繁殖した、紫蘇の塩や揉みが不十分であったなど、いろいろな場合がございます。
梅仕事だけは手を抜いてはいけない
と昔から申すのも、このような話が昔からあるからであるとお考えください
みなさんの梅干しは元気でしょうか?
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さてちょっと長くなりましたが、本日のお題
金沢市農業総務課さんが企画し、本日開催した加賀野菜講習会に参加させていただいたので、その時の話を。
先般より金沢市では地元での地場野菜の消費拡大に向けて、事業をスタートさせております。
その名も
「加賀野菜等地元需要拡大事業」
そのまんまのネーミングではございますが、金沢の味、加賀野菜を再発見することを目的に講習会を開いています。
今回の対象は、加賀野菜等の地場野菜を取り扱うスーパーや小売店、青果店など。
つまり、青果に携わる担当者を集めて加賀野菜の知識を習得するために講師を呼んで講演していただく。てことです。
本日の講師は 小畑商店の小畑さん
青果商を営む傍ら、加賀野菜懇話会の創立メンバーであらせられ、加賀野菜の普及促進に尽力なさった方
言ってみれば、加賀野菜を世に送り出した人の内の一人
このブログを見ていただいている方にはご存じの方もおいででしょうが、
私は 加賀野菜のプリンスと称し、加賀野菜について勉強するって時に、そこに呼ばれて話すことが多いです。
今回の金沢市の事業におきましても、私は飲食店様が対象の講座で登壇させていただいております。
いつもは話す側ですが、他の方の講演を聞いて勉強しなくては、良い講座ができないと思っておりますので、拝聴させていただきました。
で、、、聞いてきたわけなんですが・・・
最初の第一声が
今日お集まりの皆さんは専門家(青果を取り扱う者)ですので、つまらない話もあるでしょうが、これは大事だなということも「書き入れてありますので」よろしくです
・・・
書き入れてというからには、何か資料が渡されているように思えるでしょうが、加賀野菜のパンフレットがあるだけで、何か書き入れた資料を渡されたわけではないのです。
全編通して、ご自身が御調べになった「大事なこと」を記したノートを「お読みになって」いらっしゃるだけで、その資料などは配られませんでした。
やはり、資料は必要だな。と感じた講座でした。
もちろん内容に誤りがあるとか、(赤ズイキと金沢芹の話はなかったが。)ではないのですが
「誰に対して何を伝えたいのか」がはっきりせず、「伝える技術(話術)が伴わない」講座というのは、どれだけ知識を持ち、調べてきたとしても、聞いてくださる方に残るものは大いに違ってくるものですね。
フォローするとすれば
青果商が青果商に講演するってことは大変だとは思います。
自身の店の企業秘密やせっかく調べてきた知識をさらけ出すことが、自身の店にマイナスとなる場合もあります。
ですが私ならこうします
事前に青果のプロが来ることは分かっていますので、ネット上で拾える知識は基本的に必要ありません。
加賀太きゅうりの原産地がインドだからといって、それがなんの役に立つのか
福島から種を持ち帰って栽培され始めたのが始まりだとしても、生活者と接する上で、または店頭でのPOPを作成する上で、何の役にも立たないわけです。
自分だったら、そんな知識よりも、コミュニケーション能力を向上させるプロセスと対象店舗の実需者(生活者)に対する地場野菜のアピール方法を重点的にお話ししたいと思いました。
そのためには、青果担当が知り得ない知識(圃場の特性等)や、生産者の想いを代弁し、
栽培にかかわる苦労、どんな思いで育てているのか、またどうやって食べてほしいか
などを効果的に「伝える」ことを考え、差し出がましいですが販売方法や試食等のアドバイスも含め、お話しします
15品目もある加賀野菜をひとつづつお話しするのに、45分しか用意されていないですから、それぐらいが精いっぱいかな。
私も
正直言って、自分がこれまでやってきたこと、調べてきた内容を同業者に伝えることは、かなり抵抗がありました。
(一部の方はご存知ですが
以前、このようなことを事業とする論文を書いたことがありました。
そのとき、自分で自分の店の首を絞めるような矛盾を抱えているのではないか
と指摘されたことがあります)
しかしながら
今まで、金沢市は地元に向けてこのような事業をしたことがありません。
そして、この事業の恩恵を受けるのは、金沢市民の生活者です。
青果店やスーパーに行って、加賀野菜を進んで買っていただき、お家で楽しく加賀野菜を楽しんでもらうことが本当の目的。
加賀野菜への認知、関心がこれまで以上に増えることは加賀野菜を扱う店として、歓迎するべき状況だと思います。
最後に
加賀野菜
昭和20年以前から金沢または金沢近郊で育てられ、今も栽培されている野菜たち
私は加賀野菜が大好き、
育てられた加賀野菜、育ててくれた生産者、それを楽しむ生活者を見るのが好きです。
ですからこのような事業には進んで協力させて頂きたいですし、
これからも加賀野菜の普及促進に向けて、この事業にお手伝いさせていただきたいと思っております
あら。。。自分の宣伝みたいになってます。 平にご容赦のほど
・・・忘れてました
この講習会、45分の講話のあと、料理の実演もありました。
かなり勉強になりましたので、あとでアップします