夏だ!と叫びたくなる高い空に、燦々と照り付ける太陽。
金沢はスカッとした青空が広がっております。
こう気温が高くなりますと、近江町市場の中もやっぱり温度が上がります。お魚屋さんは番台に氷を敷き詰めて鮮度の劣化を防ぐことができますが、野菜果物というのは、氷に当たると凍傷にかかり、低温障害がでて溶けてしまうことがあるために、売場の温度管理は大変です。スーパーですと密閉された建物内ですから空調の効果があるでしょうが、ほとんど吹き抜けの近江町市場は、なかなか大変でございます。
12月1日にリニューアルして以来、一度も使っていないエアコンをそろそろ稼働させようか、まだいいかと悩んでいる今日この頃でございます
長くなりましたが、
本日金曜日
奥能登野菜朝市の日でした。

奥能登朝市・・・
小ロットしか生産していない(もしくはできない)生産者さんの荷を集め、能登の産直所でしか買えなかった品々を、少し離れた金沢市卸売市場でセリを行い、金沢近郊で食べてもらえるように、今年から始まった試みです。
「能登はやさしや、土までも」
自然豊かな能登近郊で取れる優しい野菜達は、流通が整備されたことで、鮮度が良いまま金沢で手に入るようになったことは、とても喜ばしいこと
4月21日から始まって以来
奥能登野菜の噂を聞きつけた方、店頭で買っていき、そのままリピーターになっていただいている方、
そしてこのブログを見て、「それ下さい!」とご注文いただく方
様々な皆さんに支えられて、少しずつ奥能登野菜のファンが増えて行ってますよ。
(誰かに語りかけているような口調でスミマセン。語りかけてますw)
さて、本日は品目が増えてきました

芽の物が中心で、山菜ばかりだった市場が、レタスやキャベツといった葉茎菜類や、ズッキーニやスナップエンドウなどの果菜類、かぶやレッドタマネギなども入ってくるようになりました。
太いズッキーニです。

むか~し、といっても2年前か
七尾の「わかばの里」という産直所に行ったときに

こんなデカいズッキーニを買ってきたことがあります。
食べるのに一週間を要しました。

あとレッド玉ねぎも入荷。
赤や緑色の原色が多くなりますと、夏だなぁという感じがしてきますね。
さて、原色といいますと、
光の三原色だと
■ 赤
■ 緑
■ 青
色料の三原色だと、
□ シアン
□ マゼンタ
□ イエロー
どちらにも入っている青・シアンですが、野菜果物の世界には、ない色ですよね。
これって不思議に思いません?
紫色、赤紫、濃緑色はあるけれど、純粋な青・シアン・ブルーってないんですよ。
植物が持つ天然色素の中で、青色なのは
アカネ科クチナシから抽出できるクチナシ青色素や
アジサイなどがもつデルフィニジン系の色素
コンビニの前などに虫を捕えるための装置がありますよね、あれと同じで
青って虫がよって来る色ですから、
葉茎菜類で青色って、自然界として成り立たないですよね。
葉っぱの時点で虫に全部食われていたら、育ちませんから。
果菜類とて同じ。
また、栄養素としてどうか、緑はクロロフィル葉緑素ですから植物にとって光合成するために必要です。紫(アントシアニン)や赤色(リコピン、カプサンチン、カロチノイド)は紫外線から身を守るために必要です。
青色は・・・植物にとって、あまり効果のない色素なのでしょう
考えるときりがなさそうですので、この辺で終わりますが
青が持つイメージには次のようなものがあるそうです。
知性 理性 精神 静寂 冷静 平和 清潔 気品 威厳 自制心 自律 成功 安全
信頼 瞑想 誠意 保守的
冷たい 涼しい 爽やか 堅い 広大 無限
孤独 悲しみ 冷淡 失望 憂鬱 淋しい 不安 未熟 消極的 内向的 服従 冷酷
日本人が一番好きな色といっても過言ではなさそうなのに、
この色を持つ野菜が無い。
植物と色の世界「も」まだまだ奥深そうでございます。
機会がありましたら、野菜と色についてのお話しももっとしてみたいものですね。


四季膳ほしや
農薬を使用しない美味しい野菜